天使、中でも四大天使と呼ばれる「ミカエル」「ガブリエル」「ラファエル」「ウリエル」は、漫画、アニメ、スピリチュアルな世界ではよく登場します。実は、天使にはそれぞれ意味や役割があります。今回は、四大天使にスポットをあてて、それぞれの意味や役割を具体的に解説していきます。
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天使とは？
天使とは、神と人の仲介者のような存在です。
神の意を人に伝える役割を担うことから、「神の使い」とも言われます。
英語の「 Angel (エンジェル)」は「伝令」「使いの者」を意味するギリシア語のアンゲロスからきています。
四大天使とは？
天使の階級というものもありますが、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教といった宗教や時代によって天使の扱いが大きく変わってくるため、あえてここでは言及しません。
四大天使は、各宗教で共通して重要視されている天使たちといったところでしょうか。「ウリエル」だけは、イスラム教では四大天使に入りませんが、極めて重要な役割を担う偉大な天使の1人にはかわりありません。
それでは、四大天使をそれぞれみていきましょう。
神に似た者という意味の名を持つ「ミカエル」
四大元素：火のエネルギー
剣や槍を持ち鎧を着た姿、天秤を持っている姿で描かれます。
神が最初に創造した、神に最も近い存在として知られます。
勇気と正義の心を促す天使であり、天使のリーダー・最高指揮官的存在です。
剣と盾を使って、天使たちを率いて神に敵対する悪魔の軍勢と戦う、戦いの天使としての役割、死者の魂を天秤で公正に図り、天国行きか、地獄行きかを決める審判の天使としての役割があります。
人々の怖れや新しいチャレンジに尻込むような弱い心を強くし、人生の目的を示し前へ向かって進む勇気を与えます。
人が間違えてしまうところを正してくれるようなところがあります。
また、ジャンヌダルクがフランスを救うよう仕向けたのがミカエルとされています。
神の人という意味の名を持つ「ガブリエル」
四大元素：水のエネルギー
唯一女性の姿で描かれます。百合の花もガブリエルを表すシンボルとして描かれます。
神の意志を伝える天界のメッセンジャーです。
死者をよみがえらせて最後の審判を伝える役割も担っています。
作家や教師、ジャーナリストなどの伝える人々を助けます。
聖母マリアに受胎告知を行った天使として有名です。
生まれ変わる魂を母マリアのもとへ導き、イエス・キリストが生まれるまでの9ヶ月をずっと見守っていたとされます。
神は癒すという意味の名を持つ「ラファエル」
四大元素：風のエネルギー
杖と水筒をもった旅人の姿で描かれます。
ずばり癒しの天使です。
怪我や病気などの肉体的な治癒、人生に迷った人々に勇気や希望を与え、精神的な癒しを与えます。
また、旅人が安全に旅できるよう見守ってくれています。
医者や看護師、カウンセラー、ヒーラーなど、健康や癒しに関する仕事に従事する人々を助けます。
神の光という意味の名を持つ「ウリエル」
四大元素：地のエネルギー
本や巻き物を持つ姿、炎を手にしている姿で描かれます。
裁きと予言の解説者です。
掌に宿した炎で、罪を犯した人を戒めるとも、暗闇の中で迷った人を問題の出口へと導いたり、希望があることを知らせるともされています。
太陽の運行や気象・自然現象をも司ります。
ノアの大洪水を知らせたのもウリエルだとされています。
錬金術もウリエルによってもたらされました。
政治家、研究家、作家、芸術家など、知的活動を行う人々を助けます。
問題や困難な状況に直面したときや閃きが必要な場面で、アイディアやインスピレーションといった形で、知恵を人に授け、問題や困難な状況を打ち破り、進むべき先を光で照らしてくれます。
まとめ
「ミカエル」は恐怖や不安、悪といった人間の心の弱さを、勇気と正義をもって正しく前に進ませてくれる天使
「ガブリエル」はインスピレーションを通じ神の意志を人に伝えてくれる天使
「ラファエル」は人々を精神的肉体的に癒し希望を与えてくれる天使
「ウリエル」は困難な状況を打ち破る智恵を授けてくれる天使
神様が天使を創造したとされてされていますが、改めて四大天使の特徴と役割をまとめてみると、神様が天使を通して、いかに人や天界、地球様々な物事を見守りサポートしてくれているかということがしみじみ感じられました。
以上、簡単に四大天使をご紹介させていただきましたが、どうでしたでしょうか。
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